TVキャンセラー(テレビキャンセラー)取付(その2)ディスプレイオーディオ(DA)取り外し編

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このブログ内の別記事「TVキャンセラー(テレビキャンセラー)取付(その1)」では、ディスプレイオーディオ廻りのパネル類を取り外し、後はデイスプレイオーディオ本体を取り外す状態までを説明いたしました。

今回の、その2では、実際にディスプレイオーディオを取り外し、TVキャンセラーを取付けます。

ちなみに、私が取り付けたTVキャンセラーはケーズシステムさんのTV-093という商品です。
現在は、TV-093Cという商品名になっており、ハーネスの数も2本から1本になって取り付けやすくなっているようです。
さらに・・・

値段が安くなっている!!

https://0492658000.jp/products/detail.php?product_id=8025

今買う方が羨ましいです・・・。

なお、当該ブログを参考に作業を行ったうえで起きた事故、不具合について、当方は一切責任を負いません。
あくまで、自己責任でお願いします。
メーカーの取付マニュアルにも、バッテリーを外しての作業を推奨されていますが、私は横着して外していません。危険を伴いますので、かならずバッテリーを外して作業してください。

さて、上手く取り付けられて、正常に動いたのでしょうか?
それとも、業者さんに泣きついたのか(笑)

まずは、ボルトを4カ所外します。このディスプレイオーディオは、外したボルトを落としてしまって、奥の方へ入り込んで行方不明・・・とはなりにくい構造なので、安心して外せます。
ちなみにボルトのサイズは、10mmの六角です。工具セットがあれば必ず入っていますね。

4カ所のボルトを外します。

ボルトを外し終えたら、ディスプレイオーディオの引き抜きです。
ディスプレイオーディオの両端をもって、ぐいぐい手前に引っ張ります。
すると、イメージと違った動きをして焦ります。
ディスプレイオーディオのディスプレイ部分が抜けると思っていたのに、なんと、その下のオーディオ操作パネル、さらにその下のエアコン操作パネルも一緒に出てきました!

全体的に、前に飛び出てきました。

焦ります。
これで良いのか?
いくら調べても、ディスプレイオーディオを外すブログや動画がないので、正解がわかりません。
ただ、ここまで来てしまった以上、なんとか取付したい。
悩んだ末に、全体を外してみることにしました。

エアコンの操作パネルあたりを持って外します。

あまり力を掛けず、ゆっくりと引っ張ると、だんだん手前に出てきました。
すると、シフトノブに干渉するようになってきたので、シフトノブ周辺をタオルで養生しました。

とりあえず、タオルで養生。

すると、ディスプレイオーディオ周辺部分の隙間も広くなり、裏のコネクター部分も見えてきました。

やっと、コネクターが見えてきました。

それでも、コネクターを外しての作業ができるとも思えない隙間。
原因は、シフトレバーが邪魔になって、これ以上前に出せないこと。

シフトレバーがPの位置では無く、D位にあればもっと引き出せる、と考えましたがシフトレバーがエンジンが切れた状態だと、シフトレバーはPから動きません。
そこで、一旦、エンジンをかけて、Dに入れてからエンジンを切ったらどうなるのか?ディスプレイオーディオがこんな状態でエンジンをかけるのは怖かったですが、やってみました。
エンジンをかけて、ドライブに入れて、エンジンを切る。

が、エンジンが切れませんでした。

昔の車だと、そんなことは当たり前にできましたが、最近の車では出来ないのですね。

ここで、いよいよ悩みます。
どのようにしてディスプレイオーディオを引き抜くのか?

そこで考えたのが、オーディオ操作パネルはデイスプレイから外れないにしても、エアコン操作パネルは外れる(分離できる)のではないか?ということ。
もう、それしか方法が考えられないので、まずは全体を基の位置に戻し、ディスプレイとオーディオ操作パネル部分の左右を両手で持ち、親指でエアコン操作パネルを押さえながら、他の指でディスプレイ部分を手前に押してみると・・・

カコッ

という音とともに、オーディオ操作パネルと、エアコン操作パネルがずれました!!

エアコン操作パネルとオーディオ操作パネルが分離するとわかったところで、周辺にしっかりと養生テープをはります。下手をすると、ディスプレイオーディオの部品で、エアコン操作パネルを傷つけかねません。

改めて、パネルに養生テープを貼りました。

一度、エアコン操作パネルとオーディオ操作パネルがずれたら、あとは引っぱればディプレイオーディオとオーディオ操作パネルだけが手前に出てきます。
ディスプレイオーディオを固定する金具がむき出しになりますので、ダッシュボードの上に置いてあった小型ブランケットを、固定金具の下に敷きます。これをやらないと、多分、パネルが傷だらけになります。

柔らかい、クッション性の高いものを挟んでください。

上から覗くと、こんな感じになるまで引き出せます。
これなら、コネクターを外したり出来そうです。

上から見た様子。十分な広さが確保できました。

ここから、いよいよキットを使って、既存の配線を変えていきます。

まず、取付るのは上から2番目の列のコネクターなので、一番手前の列のコネクター類を外します。色分けしてあるので、元に戻せなくなることは無いでしょう。
それぞれのコネクターの上部にツメがありますので、それを押しながら外してやります。

作業に邪魔な手前のコネクターを外しました。

まずは、上の写真で一番右黒いコネクターの隣、グレーのコネクター(取付説明書ではAコネクターと呼んでいます)から攻めていきます。
まずは、ツメを押さえて外します。

手前のコネクターを外さないと、多分、外せません。

続いて、取り外したグレーのコネクタの3段目を取り外します。
意味わからなですよね。そもそも、このコネクターは3つの部品が重なって1つのコネクターの形状になっているものらしく、それぞれバラバラにできるのです。
取り外しについては、精密ドライバーなどを使わず、指の爪で分解可能でした。そもそも、ドライバーを使うと力を掛け過ぎて壊してしまいそうだったので、あえて指の爪をつかいましたが、問題なく作業できました。

3段目を取り外した状態の写真をうっかり撮り忘れてしまいましたが、取り外した3段目に、キットに付属の上フタコネクターを組み付けます。コツは、コード側に凹凸がありますので、そこをしっかり合わせてから全体を貼りつけるように組み付けると良いでしょう。

上フタコネクターを組み付けた状態。

次に、上フタコネクターを貼り付けたコネクターを、キットに入っているハーネスAのメス側に差し込みます。

ハーネスAに差し込みました。

次に、ハーネスAのオス側を、先ほど3段目を取り外したコネクターに、新たな3段目として組み付けます。

ハーネスAを3段目に組み付けました。

そして、3段目を組み付けたコネクターを、グレーのコネクターが差し込まれていたAコネクターに差し込みます。

ちょっと見にくいですが、Aコネクターに差し込みました。

Aコネクターの作業が済んだら、Cコネクター周辺は抜いたままにして、Aコネクター周辺の抜いてあったコネクターを戻しました。これについては、Cコネクターの作業が済んでからでも問題ないと思います。

Cコネクター周辺は外したままで、Aコネクター周辺のみ戻しました。

続いて、ナビ左後ろ側のCコネクターの作業に入ります。写真真ん中あたりに大きく写っているのがCコネクターです。

上から見た写真です。真ん中あたりの抜けている大きいコネクターがCコネクター。

こちらも、Aコネクターと同様に、3段目を取り外します。

3段目を取り外します。

次に、一段目を外します。これにはコードは接続されておらず、先ほどAコネクターの作業で使った付属品の上フタコネクターと同様のものになります。

一段目を取り外します。コードが付いていないので、完全に切り離されます。

次に、取り外した1段目を、3段目の上部(2段目が取り付けられていた部分)に取り付けます。形としては、2段目を抜いたことになります。

1段目と3段目をくっつけました。

次に、1段目と3段目をくっつけたコネクターを、キットに付属しているハーネスCのメス側に差し込みます。

ハーネスCに差し込みました。

次が、意外と厄介です。
ハーネスCのオス側が2つに分かれていて、その間に、先ほどバラしたコネクターの2段目を挟んで組み付けます。
言葉で見ると大したことない作業に見えますね。
でも、上の写真をよく見てください。バラしたコネクターの残り(2段目)は写真の人差し指のあたりにあります。で、貼り合わせる二つのコネクターは写真右の方で、写っていません。めっちゃ遠いです・・・。さらに、ハーネスに接続されている基盤が邪魔(黒い保護ビニールでくるまれているもの)になり作業がやりにくです。

そこで、説明書通りではありませんが、先ほど差し込んだハーネスCを一旦抜いて、作業の難しいコネクターの組み付けからやることにしました。ハーネスC本体を奥に入れ、ハーネスCの2つに分かれているコネクターで、バラしたコネクターの2段目を挟み込んで組み付けます。ハーネスCが抜いてあればすぐに組み付け出来ました。

挟み込んでの組み付け完了。

組み付けが完了したら、位置的に奥側になっているハーネスCのメス側を、コードをぐるりと巻くように手前に持ってきて、先ほど、一旦抜いたコネクターを差し込みます。この手順なら、あっけなくできました。

コネクターを差し込みます。

残る問題点は、この黒い基盤。ただ、どうすることも出来ないので、奥に突っ込んで、適当な太めの配線に結束バンドで固定しました。なお、キットに付属していたバンドだとちょっと短いので、手元にあった長めのものを使いました。
ハーネスの接続が完了したら、あとは、抜いてあったコネクターを元に戻せば、キットの取付は完了!!

最終的な配線の様子はこのようになりました。

あとは、元通りに戻すだけです。
まずは、配線を挟み込んで断線させたりしないように、ゆっくりと、ディスプレイを戻していきます。コードが邪魔をして、なかなかすんなりとはいきませんが、ある程度の力をかけながら、ゆっくり慎重に行って下さい。

ある程度元の位置にディスプレイを収めたところで、私は接続がちゃんとできているか動作確認をしました。
最後まで戻してしまって、結果、動きませんでしたなんてことがあったら、立ち直ることができません。
ドキドキしながら、エンジンをかけます。

おっ!一応電源は入った!
おっ!ちゃんとシステムが起動したっぽい!
おやっ??

無事、電源は入り、システムは起動しましたが、そもそもテレビが映りません。
おそらく、チャンネル等の初期設定がリセットされてしまったのでしょう。
適当に、プリセットやらTV局リストやらボタンを押しまくっていたら、なんとかテレビが映りました!

あとは、シフトレバーをDにいれてパーキングブレーキを解除しても見られるかどうかです。
緊張の一瞬です!

映ってる!!

見事、Dレンジに入れてもTVが映ったままです!
感無量(笑)

あとは、元に戻すだけです。
慎重にディスプレイをボルトで固定する穴の位置に注意しながら元の位置にもどします。浮き上がったままボルトを締めると、配線を挟み込んでしまい、最悪、断線させてしまいます。なので、しっかりと手でデイスプレイを元の位置に押し込んでからボルトを締めます。

また、一つの注意点としては、そのまま戻すとオーディオ操作パネルとエアコン操作パネルがずれた状態になる恐れがあります。なので、ボルトを締めるまえに、オーディオ操作パネルとエアコン操作パネルの接続部分に段差がなくなるよに、カチッとはめてやってから、ボルトは締めた方が良いと思います。

かなり、元通りになってきました。

最後に、シートヒーターのところのゴム部品を取り付けて終了!!
ディスプレイオーディをを外すところから、丁度、1時間かかりました。

最後の部品の取付。なんだか懐かしい。

元に戻したところで、再度、動作確認をします。
まだまだ、ドキドキします。

無事、映りました!

無事、シフトレバーをDレンジに入れた状態でTVが映りました!!
良かった~!!

が、しかし!!!この後に問題が発生しました。
その後、暫くしてエンジンをかけてみたら、TVが映りません。
おやっ?と思い、オーディオ選択画面をみてみると、そもそもTVアイコンが表示されておらず、選択出来ません。つ
え~~~!
アルファードのマルチメディア取扱書をみてみると、オーディオソース選択画面にTVが表示されないのは、Android Autoのオプション契約がされていないからとなっています。

いやいや、契約してるし。そもそも、さっきまで観れていたし。

が、暫くして車を動かした時は、何も設定変えていないのにTVのアイコンが復活していました。
原因不明ですが、直ったので良しとします。

がしかし、今度はチャンネルが変えられません・・・。
でもこれはすぐに解決しました!
ディスプレイオーディオを取り外したので設定がリセットされていたというのは、動作確認したときに気が付いていましたが、動作確認では一つのチャンネルしか登録できていなかったからでした。なので、適当にボタンをおしていたら、全てのチャンネルが登録され、観ることが出来るようになりました!!

もちろん、DVDの再生もできました!

TVキャンセラーの取り付け作業時間は、素人の私で約2時間。いろいろ動画を探したりしていた時間もあわせると、かれこれ4時間くらいかかりました。

でも、この書き込みどおりの手順でやれば、早ければ1時間程度、遅くとも1時間30分程度で完了すると思います。

いちばん大変なのは、エアコンの吹き出し口の取り外しです。ケガしましたし(笑)

やってみての印象としては、工賃で10,000円は払いたくないな~といった作業でした。

是非、みなさんもチャレンジしてみてください!

ケーズシステムさんのTキャンセラー、おススメですよ!

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